リンパ液にはたんぱく質、脂肪、老廃物、余分な水分が含まれています。リンパの流れが悪くなると、それらが皮膚の下にたまってしまいますね。特にたんぱく質の濃度が高くなると、浸透圧の働きで水分が余計に入り込んでくるのです。身体の中で一部分だけ濃度が高くなっていると、水を引き込んで一定の濃度にしようというシステムが人間には備わっているのです。こうして、浮腫みがおこってきて解消されずにいると、たんぱく質が絡まりあって、エラスチンという弾力繊維が切れていきます。皮膚の下ではエラスチンの支えでリンパ毛細管が水を引き込んでいるので、エラスチンが切断されてしまうと伸びきったセーターのような状態になり、水を押し戻しづらくなって浮腫みが慢性化していくのです。たんぱく質が異常に積み重なっていると聞くと、低たんぱくの食事にしようと考えがちですが、それは正しくありません。低タンパクの食事を続けると、結合組織を弱めてしまい、結果的にはリンパ浮腫を悪化させてしまうからです。たんぱく質は治療の上でも必要な要素なのです。

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