乳がんの手術で女性としての喪失感を味わい、抗がん治療で髪の毛が無くなっていき、それだけでもかなり悲しい事でした。その上、腕がちぎれていくかと思う位に絶え間なく痛み、見るたびに落ち込むような太さになってしまい、思うように動かせないといった状態の時、私は生きる意欲を失ってしまいました。自分がこれまで生きてきた事、これから生きていく事すべてに意味が無い様な気分がしたものでした。身体も心も丸ごと病気になりきって、底なしの暗闇にたった一人で沈みこんでいるようでした。考えてみれば、リンパ浮腫を患う可能性は一切知らされておらず、発症した時も主治医は手術の合併症で治療法はないとだけしか話してくれていませんでした。病気と向き合っていく積りで手術を受けた患者がリンパ浮腫になった場合、その対策と共に心のケアがどれだけ必要であるかどれ程不足しているかという事を痛感します。しかし、あきらめないで、根気強く、自分の身体と付き合っていきましょう。一生大事にして付き合っていきましょう。病気を通じて得た縁を大事にしていくうちにいつの間にか笑顔を取り戻せるはずです。少しずつしか進めなくても一歩ずつ歩き続けましょう。あなたは一人ぼっちではありません。私も一人ぼっちではありません。あなたに支えられている一人です。

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