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がん患者のための    リンパドレナージュ
リンパ浮腫の患者様だけでなく、心や身体が疲れている全ての方のためのブログ

お勉強

今ようやく夏休みに入っています.前期の期末試験はまずまずの出来で追再試はありませんでした.夏休みと言っても課題が色々あるので時間があれば勉強しなければならない状態です.そこで今日はリンパ系について少しずつお浚いしてみたいと思います.
毛細血管から組織の中へ滲出した体液を組織液といいます.組織液の90%は再び毛細血管の静脈側にもどりますが,残りの10%は毛細リンパ管に入ります.リンパ管内へ注いだ体液をリンパ液といいます.リンパ系では心臓のように駆動装置がないので,リンパ菅には弁がきわめて良く発達し,静脈と同様に骨格筋の収縮や隣接する動脈などの拍動によってマッサージをされるように圧迫され,リンパの還流が促進されます.リンパ管内のリンパは最終的には左右の静脈角(内頚静脈と鎖骨下静脈合流部)で静脈に注ぎます.
次回に続く
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  1. 2010/08/22(日) 22:59:11|
  2. リンパ系
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手術でリンパ節とリンパ管に起こった事 2

リンパ節やリンパ管を切除するという事は、血管から手や足に染み出してきた水分を流す役割のリンパ管の数が十分ではないという事を意味します。切除されたリンパ管の数がどれ位か、あるいは残っているリンパ管の数がどれ位かというのは手術の性質にもよりますし、元々あった数によっても個人差があります。先天的にリンパ管の数が少ないという場合では、たとえ手術によるダメージは余りないにも関わらず、リンパ浮腫に発展してしまうリスクは高くなります。
つまり、余分な水分や他の物質はそれを流す能力よりもその量が多くなった場合には組織に積み残されていくという事なのです。これがリンパ浮腫の始まりです。そして、この段階で適切な対応をするかしないかという事がその後リンパ浮腫を進行させるかさせないかという点において非常に重要になってくるのです。

皆様にお知らせです。
都合によりランキングには参加しない事に致しました。
今まで応援していただいた方に心から感謝しています。
ありがとうございました!
  1. 2008/04/23(水) 13:53:31|
  2. リンパ系
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手術でリンパ節とリンパ管に起こった事

乳がんの手術に際して、センチネル生検をして尚且つ検査結果が陰性だった、という場合以外は大抵腋下リンパ節を切除されます。それはリンパ節の内部あるいはその周辺にがん細胞が存在したからです。再発と転移を確実に防ぐという意味で、このリンパ節切除は必ずしなければならない事なのです。
さて、私たちの身体のリンパ節の数や位置、そしてリンパ管の通り道には個人差があります。ただリンパ管の流れ方には一定のパターンがあるのです。リンパ管の流れはまるで身体を区分するかのように『分水嶺』と呼ばれる境界線によって分けられています。体幹の部分は4つに分けられ、腕はそれぞれ6つに分けられています。この『分水嶺』と『境界線』という考え方によって、何故腕の一部分だけが浮腫む場合があるのかという事が理解できるようになりました。ある領域が一つブロックされる事によって、腕や脚の一部分だけが浮腫むのです。という事は、一つの領域がせき止められている場合は流れの良い領域へと境界線を越えて流れの道筋をつけてあげる事が出来るのです。これがリンパ浮腫トリートメントの基本となる考え方なのです。
  1. 2008/04/23(水) 00:23:50|
  2. リンパ系
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リンパの流れを良くするには?

血管の中にある間は血液であったものが、一旦血管から組織間に染み出してくると、それは組織間液と呼ばれるようになります。染み出してきたものの殆どは血管に又戻っていきます。しかし、血管に戻っていけないものがあって、それらをリンパ系が担当しています。組織間にある液体はまずリンパ系の一番先端部分である『毛細リンパ管』に移動しリンパ液となります。私達が身体を動かしたり、何かをしたり、筋肉に力を入れたり抜いたりする時にこの最初の『移動』が起こるのです。リンパ系の最初の部分に入ったリンパ液は、次は少し大きくてリズミカルに動く『集合リンパ管』に押し出されていきます。そこには弁があって分節に分かれています。一つの分節が一杯になると次の分節に移動するという形で自分でリズムを打つようになっています。リンパの流れは適当なリンパ液の量だと、非常にきれいにリズミカルに自動的に流れていってくれます。しかし、リンパ液の量が過剰だと。。。流れが悪くなるのです。つまりリンパの流れを左右しているのはおもにリンパ液の量なのです。では、リンパの流れを少しでも良くするには?
穏やかな動きによってリンパ管に対する圧の変化を与えてあげる事です。同じ姿勢を保ったり、同じ動きを繰り返す動作ではいけません。タイピングや刺繍、根をつめた掃除などを続けて行うのはNGです。
又、呼吸をする事がリンパの流れに影響をあたえている事も知っていただきたいことの一つです。あなたが深く息を吸って吐く時、リンパ液は太いリンパ管から目的地である静脈へとどんどん合流していくのです。さあ、今日からでも呼吸を意識しながら行うエクササイズを生活に取り入れてみようではありませんか?

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  1. 2008/02/03(日) 20:05:50|
  2. リンパ系
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リンパ系について(2)

身体の中を循環している静脈と動脈には触れることもできるし、出血した時には「血管が損傷した」とはっきりわかりますよね。ところが血管と比べるとリンパ管というのはとってもとってもデリケートで華奢にできています。これがリンパ管だと触って分かるようなものではありません。それに加えてリンパ液は透明な液体です。(水疱が出来た時に中に溜まっている液がリンパ液です。)兎に角リンパ系やリンパ液は、はっきりと目にする事が非常に難しいのです。それは手術をする外科医の先生にとってもそうなのだそうです。リンパ系の道筋には所々に関所のようなものがあって『リンパ腺』とか『リンパ節』と呼ばれています。リンパ節はリンパ液がその中を通っていく時、フィルターのようにがん細胞やばい菌をせき止めて体中に回っていくのを防いでいるのです。はっきりと触れたり見たりする事が難しいからこそ、リンパ系がどこに存在するのか、どのような働きをしているのかを知ることはリンパドレナージュを行う際に非常に重要になってきます。


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  1. 2008/02/02(土) 23:18:00|
  2. リンパ系
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リンパ系について(その1)

お久しぶりです。
このタイトルを読んで「『リンパ系』?何それ?『アキバ系』ではなさそうだし、」
と思われたのではないでしょうか。聞きなれない言葉ではありますが、実はこれ,あなたの身体の中の動脈や静脈と同じ位大切な役割を持っているリンパのシステム全体を指しています。血液はご存知の通り私たちの細胞に栄養と酸素を運び、老廃物を回収していますが、リンパ系とは血管から組織の中に漏れ出した水分やその他の全てを排液していくシステムの事なのです。腕やほんの小さな部分にでさえ、浮腫みがあるということはリンパ系が正常に機能していないという事を意味しています。何らかの対策を講じリンパ系がその機能を回復させていきやすいようにしてあげましょう。一般的にリンパ系に問題がある場合、組織を形作っている細胞も十分に機能していない事が多いと言われています。最も重要であり影響を受けやすいのがマクロファージという細胞です。彼らは人間社会で喩えるならばゴミ収集車の様なもので、死んだり死にかけたりしている細胞や、身体に不要な物質を綺麗に掃除していってくれています。マクロファージや免疫細胞がいてくれるおかげで、私たちの身体はばい菌から守られているというわけなのです。


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  1. 2008/02/01(金) 21:40:54|
  2. リンパ系
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浮腫みの中身

リンパ液にはたんぱく質、脂肪、老廃物、余分な水分が含まれています。リンパの流れが悪くなると、それらが皮膚の下にたまってしまいますね。特にたんぱく質の濃度が高くなると、浸透圧の働きで水分が余計に入り込んでくるのです。身体の中で一部分だけ濃度が高くなっていると、水を引き込んで一定の濃度にしようというシステムが人間には備わっているのです。こうして、浮腫みがおこってきて解消されずにいると、たんぱく質が絡まりあって、エラスチンという弾力繊維が切れていきます。皮膚の下ではエラスチンの支えでリンパ毛細管が水を引き込んでいるので、エラスチンが切断されてしまうと伸びきったセーターのような状態になり、水を押し戻しづらくなって浮腫みが慢性化していくのです。たんぱく質が異常に積み重なっていると聞くと、低たんぱくの食事にしようと考えがちですが、それは正しくありません。低タンパクの食事を続けると、結合組織を弱めてしまい、結果的にはリンパ浮腫を悪化させてしまうからです。たんぱく質は治療の上でも必要な要素なのです。

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  1. 2007/08/25(土) 22:18:58|
  2. リンパ系
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正常なリンパ管

リンパ管というのは、皮膚のすぐ下に木の根っこのようなリンパの末端があって、そこから細胞の隙間にある水を吸い込んで運んでいきます。途中から弁がありますから心臓へ向かう静脈の方へ流れて行きます。始まりがリンパ毛細管といいますけれども、こういった部分では色んな方向に、縦横斜めに流れて行きますけれども、だんだん奥に入って深い所にあるリンパ管深部では一方向上向き上向きに手足を流れて行きます。リンパ管には自動能というのがありますので手首の所から肘のほうに向かって流れて行きます。これがわきの下に流れていくのに上肢だったら2,3分。下肢だったら5分ぐらいです。こういう風に綺麗に流れて他に漏れていかないというのが正常なリンパ管ですね。

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  1. 2007/08/16(木) 22:12:07|
  2. リンパ系
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リンパ節の役目

細菌やウイルスが身体に進入した時、白血球の一部の好中球やリンパ球が反応して戦います。この時好中球もリンパ球もリンパ管を通ってリンパ節まで運ばれて処理される為、感染した時には「リンパ節がはれる」のです。又、リンパ節は、がん細胞を破壊する防御物資も持っています。でも、排除できなかったがん細胞がリンパ節で増殖する事があって、これを「リンパ節転移」といいます。本来は有害物質を血液循環に入れないためのフィルターの役目をしていて、がん細胞を破壊するはずのリンパ節が切除されることがあるのは、こういうわけなのです。

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  1. 2007/08/05(日) 22:29:08|
  2. リンパ系
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組織間液の吸収方法

前回毛細血管の動脈側、細胞、毛細血管の静脈側の間で物質交換がされている事に触れました。その交換の場になっているのが細胞の隙間を満たしている「組織間液」と呼ばれる体液です。つぶつぶみかんゼリーのつぶつぶが細胞組織だとすると、ゼリーの所が組織間液です。
ところで、動脈側の毛細血管から染み出してきた血漿成分が100%だとすると、90%は静脈側の毛細血管から回収されて心臓に戻りますが、あとの10%はリンパ系が担当するのです。リンパの流れはは木の根のような毛細リンパ管の末端から始まります。血管系のように循環するのではなく一旦毛細リンパ管に吸収されたリンパ液は心臓に向かって一方通行で流れます。一旦、リンパ管に入った血漿成分をリンパ液と呼びますが、その中身は静脈側の毛細血管に戻る事ができない大きなサイズのたんぱく質や、老廃物、余分な水分、などです。

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  1. 2007/08/03(金) 22:00:05|
  2. リンパ系
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リンパ系について知ろう

リンパ系とはリンパ液、リンパ管、リンパ節、リンパ組織を含む多くの器官、などから成り立っています。リンパ球を作り出している所をリンパ臓器といって、リンパ節、扁桃、虫垂、胸腺、骨髄、小腸のバイエル板などがあります。
リンパ系の役割は ①余分の体液とたんぱく質を心臓へ戻す事と
       ②身体を病気から守る免疫反応です。

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  1. 2007/08/03(金) 21:58:48|
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血管系について知ろう

前回私たちのからだの中には二つの種類の流れがあって、一つは血管系、もう一つはリンパ系だと書きましたが、もう少し詳しく見ていきましょう。血管系の中心は心臓です。心臓が血管系の原動力で、ポンプの働きによって血液をまず肺に送ります。肺に行った血液は肺の毛細血管から新鮮な酸素を受け取って一旦心臓に帰ります。この新鮮な酸素で満タンになった血液は心臓の収縮によって動脈中に押し出されます。動脈から段々細くなった全身の全ての毛細血管では、細胞に酸素、ブドウ糖、ホルモンなどを送り届けます。これは毛細血管の動脈側の仕事で、毛細血管の静脈側は反対に二酸化炭素や老廃物を含む血液を受け取って心臓に返すという働きをします。心臓は弛緩する事によって、静脈から帰ってきた血液を受け入れます。動脈と静脈はこのように心臓と末端の毛細血管の間を、外界と交流しない状態で循環しています。この血管系のお陰で私たちの身体の細胞は酸素や栄養を受け取り、身体の機能を調節しているのですね。
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  1. 2007/08/03(金) 15:18:25|
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リンパ浮腫

私たちの身体の中には絶え間なく流れている流れが二種類あるんです。一つは心臓からスタートして心臓に戻っていく血管系で、もう一つは静脈から帰れない10%の水分を最終的には心臓へ帰す役を担当しているリンパ系です。リンパ系はその道筋に何箇所かリンパ節という免疫機構を持っていて、そこを通過するたびに身体に良くないものをきれいにして私たちの身体を守っていてくれるのです。ところが、がんの手術などでリンパ節転移があった人はリンパ節が切除される為にリンパの流れがそこで途絶えてしまいます。大きな幹線道路だったリンパロードは道を塞がれてしまったということになります。でも、人間の身体はリンパをどうにかして帰そうとするんですね。幹線道路はあきらめて、その傍に農道のような細い道筋を作って何とか流れて行こうとします。ただ新しく出来た道の流れの良さには個人差があって、流れが悪い場合にリンパ浮腫という症状が出てきます。
  1. 2007/06/17(日) 18:01:10|
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リンフ☆リバー

Author:リンフ☆リバー
私はリンパ浮腫・むくみ専門サロンリンフ☆リバーのセラピストです。私自身、乳がんの全摘と腋窩リンパ節郭清を経験しております。リンパ浮腫の苦労も並大抵ではありませんでした。でも、そこから出発してセルフケアをする事が出来るようになりました。この経験を通して様々な辛さを持っているかもしれないあなたと繋がる事ができるのだと信じています。このブログがあなたの小さな助けとなりますように。

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